遅れて感想文⑤

2020⁄05⁄24(日) 00:00
まぁ なんだかんだシモな方向に行きかけてはおりますが
――結局 青ブタを一気見して大きく気になったのは「空気」を主題としていること。

周囲が空気として扱うようになったがゆえに世界から消えていく女優。
空気に合わせて自分の気持ちすら偽るようになった女子高生。
空気にあらがうことをあきらめて泥をかぶった主人公。

……ちょっとナイーブな話ですが 私自身も高校時代は
周りの空気に乗り切れずに一人浮いた生活をしていました。

そんな主人公にも周りの空気に流されずに付き合ってくれるかけがえのない「友達」といえる
立場の人間が――最初は二人。 いてくれています。

私も高校時代そんな関係だと思っている――周りの空気に流されずに人間を見れる
綺麗な目をした友人を一人持っています。

そんな自分にとっての現実と物語の誇張した世界とを見比べながら
どうも 自分の境遇というか「こうだったらいいのにな」という
ある種の世界への願望を見てしまうわけであります。


残念ながらこの世の中では青春野郎がどんなにこの世の理不尽を叫ぼうが
時の流れは平等にやってくるし 誰かに認知されることもないし
別の人間の体を借りることなんてできないし 分裂することもできません。

量子力学というものも まぁ 理論としては存在しておりますが
そこまで万能ではないというか 夢をかなえる理論としては干渉力の方向性が異なります。

良くも悪くもつまらない世の中です。

ただ そんな派手な現象を使ってSOSを叫ぶこともできませんし
それを使って自分の心の叫びにすら気が付くことすらできません。
――できたらどんなに楽なのだろう、って思います。

だからこそ、なんか昔「似たような境遇」を見聞きしたことがある自分にとっては
妙に刺さる部分があるし どこかに種や仕掛けが隠されているんじゃないかって
必要以上にきょろきょろしたくなったりするんですよね。

まぁ これも今月くらいのものだとは思いますが……
いい暇つぶしには、なったと思いますよ。

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