遅れて感想文④

2020⁄05⁄23(土) 00:00
たまに作家さんが自分の書いた作品を大学入試の問題文として利用されたときに
その問題を解いてみて盛大に外し「作者が伝えたいことって何なんだろうな」って
語ってみる、なんて話を聞いたりします。

論説文でそんなことをやるようなら論評として最悪な結果ではありますが
物語文の情景描写を考えるならば 「こんな風に表現する」というのを
一通りにとらえる、というのを強要するのはある意味酷な事
――ある意味、様々な解法のある数学のようなものなのかも知れません。

などということを抜かしながら ふと青ブタを読みながらどうにも考えてしまったことをぽつりと。

まず 私の第一印象をかなり悪いものにしてしまった「バニーガール衣装」というものは
作者、というかヒロインにとってどのようなアイテムなのか、という疑問。

まぁ 作中の言われ方によれば「周囲から認識されなくなった」彼女が
異質な恰好をすることで自分の存在を示すという 自分の周りから離れ行く空気を
引き留める広告塔のような意味合いを持っていたのだと思います。

それに対して作中において本来の仕事としての女優業を取り戻した後は
バニーガール衣装に頼らずとも自分に周囲の注目を引き付けることに注目し
その後 全くといっていいほど「シリーズタイトルにも出てきた」このアイテムは
作中の表舞台から姿を消すことになります。

――ただ その後出てくるタイミングだったりというのは
主人公を釣る道具に使われたりと……ほかのヒロインに目移りしている主人公の目を引くため、
というよりは なんか戯れの道具になっている感が。

――どうも 深読みしたくなる私としてはこの辺に意味を読み取りたいと考えてしまうのですが
それを読み解くのには女心の理解が不可欠だったりするのでしょうか?

さらに言えば とあるタイミングで出てくる「完璧な世界」では
あっさりと捨てられてしまう一話のタイトルコールを飾ったバニー服。

――といいつつも なんだかんだで主人公が男の子な妄想に取りつかれるたびに
話題には上ってくるこの謎のアイテム。

……我ながら一つのことにこだわりすぎだとは思いますが
なんかね、惹かれるんだよね。 男の子だからかな?

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